子供に逃げ道(逃げ場)を作ってやるのも立派な育児ではないかと思う

子育て

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長女が4歳、次女ももうすぐ2歳になるんですが、最近は2人とも自己主張も強くなり、成長はもちろん嬉しいんですがその分子育ての難易度も上がってきたと感じる毎日です。

そんな中、子育てについて僕が最近意識していること。それは、子供たちが逃げる場所を上手に確保してあげようってこと。

叱ってる最中でも、どこかしら子供が気持ちを逃がせるような余裕を作ってやること、例えば一方的に叱りつけるではなく「○○はどう思う?」と穏やかに聞いてあげる、など。

子供の言い分も聞かずに一方的に叱るばかりでは、コチラ側の言いたいことも頭に入らないだろうし、なによりただただ心理的に追いつめてしまうだけ

 

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いじめを無視され命を絶った少年

先日、中学生の少年がいじめを苦に自ら命を絶ってしまった悲しい事件がありました。

子を持つ親として、子供が犯罪に巻き込まれたり、今回のように自ら命を絶ってしまうようなニュースを見ると、ほんと他人事に思えないほど悲しい気持ちになります。親御さんのお気持ちを考えると、まさに絶望しかないと思います。

さて、この事件についてですが、学校側の対応が問題であるとして話題になっています。ニュースで見て知ったのですが、

  • 被害者少年は日ごろから、いじめの状況を担任との連絡ノートに書き綴っていたのに無視をされていた
  • 「記者などに何も喋るな!」と生徒に箝口令をしく教師

など。せっかく出されていたSOSを完全に無視されていたとの報道です。ご両親はやりきれない想いでしょうね・・・。

少年が「逃げ場」にしたかった「担任への連絡ノート」は、まったく逃げ場としての役割を果たしていなかったということです。

 

子供の逃げ道の作り方

もちろん親が、子供の全ての悩みを聞いてあげることができて、逃げ場として頼ってきてくれるなら、これほど嬉しいことはありません。そうなるように努力するし、安心して逃げ込んできてくれる場所となることに努めていきたいと思っています。

ですが現実的にそう簡単にはいかないと思います。仕事をしなければならないので付きっきりで見てやることはできないし、どうしても親に話せないことだってあるでしょう。思春期もあるし。

そんなとき、具体的にどうすれば子供たちは安心して相談してくれるようになるのだろうか。上手に逃げ道を作れる子になるには、親として何をしてあげたらよいのかを考えてみました。

叱り役と慰め役

僕たち夫婦は子供を叱るとき、いつも「叱り役と慰め役」に分かれるように気を付けています。

叱り役と慰め役はコロコロ変わります。お父さんが叱り役のときもあれば慰め役のときもある。

子供たちはどちらか片方に叱られると「うわあああん」と泣きながら必ずもう片方の親のところまで歩いてきます。そんなとき、いくら子供が悪くても全力で擁護する。で、子供が落ち着いてきたら「お父さんと一緒にお母さんにごめんなさいしよっか」と優しく諭す。逆も然り。

子育ての基本かもしれませんが、常に意識するようにしています。

慰め役に祖父母を利用する

我が家のように祖父母と一緒に暮していれば、祖父母に慰め役になってもらうのも良い方法だと思います。というか自然になってくれますw

両親忙しく、なかなか余裕が持てない時は祖父母に頼る。

実際僕は子供の頃、婆ちゃんによく泣きついてました。社会人になってもその癖は消えず(泣きつきはしませんがw)、新入社員のころは仕事のグチをよく聞いてくれたもんでした。

僕にとって最高の逃げ場となってくれてた婆ちゃんでしたね。あの頃もし婆ちゃんがいなかったら、僕は今頃どうなっていたんだろうって思うくらい。

泣くのも立派な逃げる道

子供が思いっきり泣ける場所を確保してやることも大事だと思います。場所というか雰囲気というか。

家の中では好きなだけ気が済むまで大声で泣かせています。あ、もちろん放置してるって意味じゃないですよ!慰めながらって意味です。

ご近所さんには申し訳ないですが・・・。

家の中で感情を吐き出せなかったら、子供たちにとってそれこそ逃げ場がありません。泣くのも立派な逃げる道だと思います。

結果を褒めないで過程を褒める

成長すると、いろいろなことができるようなります。上手に絵がかけたり、お片付けができたり、洗濯物をたたむなどのお手伝いまでしてくれたり。

そんなとき凄く嬉しそうに「できたよ」って報告してくれるんですが、なるべく「すごいね!」って言わないように気を付けています。

「すごいね!」の代わりに「頑張ったね!」と言うように心がけています。これは、「できた」という結果を褒めるのではなく「できるようになった」までの過程を褒めてあげたいという気持ちから。(つい「すごいね!」って言ってしまうんですが・・・親バカ)

結果を褒めると、子供も結果を重視するようになります。するともし失敗したときに良い結果がなにも残らない。頑張った過程を褒めてあげれば、失敗したってそれまでの努力がちゃんと残るから。

「大事なのは結果ではなく過程だ」と子供が理解できれば、良い結果だけを残そうと、自分の心を追い詰めるようなコトはしないと思うんです。

 

【まとめ】のびのびと育ってほしい

ということで、どうすれば子供たちが上手に逃げ道を作れるようになるのかを考えてみました。

子供たちが心にいつも余裕を持って、すくすくのびのびと成長していってほしいものです。

以上、しろうめず@ShiroUmezでした。

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