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病名は大腸カルチノイド!全身麻酔による手術方法と治療内容

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      2016/02/16



ishikarute

血便が出て大腸内視鏡検査を行い、結果2つのポリープが見つかり切除したお話からの続き。

1年間放置していた血便ですが、原因は大腸にできた大きなポリープに便が当たり出血していたとのことでした。検査ではそのポリープの他にもう一つ、別のポリープが見つかって切除したんだけど、実はコイツがとんでもないシロモノで・・・。

僕の身体は気づかないうちに、恐ろしい病魔に侵されていたのです。

病名は大腸カルチノイド

今日はこの病気にかかったときのこと、入院~手術についてなど、僕の経験したことすべてをまとめてみました。それではどうぞ!

 

大腸カルチノイドと手術の方法

手術は全身麻酔で腫瘍切除

大腸内視鏡検査によって切除したポリープについて、検査の結果がでたので病院に来てほしいと連絡があったのは、検査後1週間経ったころ。

血便もおさまり、すっかり元気を取り戻した僕を、再びどん底に叩き落とす言葉を医師は口にしたのです。

「転移の可能性があるので外科手術をしたほうがいいと思う」

転移・・・ということは。もう目の前真っ暗&頭真っ白。

「あ、言っときますけど癌ではないですよ、転移するとは言いましたが。」

大腸カルチノイド。もちろん聞いたこともない病気でした。とにかくそのとき説明を受けた内容は大体こんな感じ。

  • 放っておくとリンパ節に転移し、大変危険な状態となること
  • 手術は全身麻酔で行い、入院が必要とのこと
  • 特殊な手術器具を使うのだが、これが西日本に1台しかなくレンタルに時間がかかるということ

説明のあと、医師は僕を少しだけ安心させる言葉をくれました。

腫瘍は小さく良性で、しかも前回の内視鏡検査の切除の時点でカルチノイドは焼ききれてる可能性が高い。このまま様子をみて数か月後にまた内視鏡検査で経過をみるという手もある、と。

少し考えさせてほしいと告げ、そのときは病院を後にしました。

発症率10万人に1人、5年後生存率50%・・・?

聞いたことのない病名、皆さんもネットでぐぐりますよね?

ぐぐるんじゃなかった・・・と激しく後悔したのを憶えています。

以下、足立憲昭のインターネット病気個別相談室より抜粋。

発症率は10万人に1人と、珍しい病気です。

10万人といえば、僕が当時住んでいた市の総人口がそのくらいでした。この街の中で、自分一人だけしかかからない病気?・・・

カルチノイド」の予後(よご:「どれくらい持つのか」ということ)は比較的良く、大腸など消化器から発生したものでしたら一般的には5年生存率は50%を越すと言われています。

「越す」なんてちょっとポジティブな書き方ですが、要はこの病気にかかった人のうち5年後に生きていられるのは半分しかいないわけですよね。

このとき彼女とは一緒に暮らしていましたが、まだ籍を入れていませんでした。そうか、自分は35歳まで生きられないかもしれないのか・・・。入籍がまだだったのは不幸中の幸いかもしれない。パソコンの画面を見ながら、そんなことを漠然と考えていました。

 

入院~手術~退院

一晩寝ないで考えました。

いくら「可能性は低い」と医師に言われても、ゼロではない。もしかしたら転移しているかもしれない。でも手術など生まれてこのかたしたことがない。ましてや全身麻酔なんて。正直怖い。全身麻酔から帰ってこない人のドラマを数年前に見たことがある。ドラマのように、そのまま目が覚めなかったらどうしよう。

とにかくいろんなことが脳裏に浮かんでは消え、浮かんでは消え。

出した結論は「不安を綺麗さっぱり取り除こう」でした。

具体的な手術方法

説明を受けていた手術方法は、先ほども書いたように全身麻酔で行うとのこと。

(当時)西日本に一台しかないというその手術器具はドイツ製(TEMという手術名らしい)。

方法を聞いて凍りついた。円筒状の太いその器具を、肛門から直接入れて行う。そのため全身麻酔でないと痛みに耐えられない(それだけ太い)。手術後はどうしても痔ができるほど・・・。

怖い。けどしょうがない。

検査ラッシュの入院初日

初日はとにかく検査ラッシュ。

昼食後、肺活量検査・CT検査。CT検査は点滴で造影剤というものを身体に入れられるのだが、どんどん身体が熱くなり、酔っぱらったような状態に。吐き気もしてきたが我慢して、大きなドーム状の機械に自動的に身体を入れられて撮影する。

病室に戻ると点滴部分で血が逆流してるのを見て、びびって人生初めてのナースコール。って入院自体生まれて初めてだから当たり前か。

その後再び担当医から説明をうけ、手術は翌日の朝10:30開始・13:00~14:00終了予定と聞いた。

晩飯はガッツリ食べた。その後消灯時間までテレビをつけていたのだが、芸能人の病気についての番組をやっていて、不安になり眠れなくなった。

入院二日目(手術当日)

手術前

同室の斜め向かいのベッドの爺さんが夜中1時くらいまでテレビをつけているのが気になり眠れない。うるさいな・・・と思っていると今度は向かい側のベッドにどうやら人が運び込まれてきた様子。時計を見ると午前2時。

気付くと朝になっていた。時間は6時45分。なんとか眠れたみたい。

この日は絶食。季節は初夏、6月の終わりでした。水も飲めません。

10時半。母、妹、そして彼女が駆けつけてくれ見守られるなか、いよいよ手術室へ。

呼吸器を口につけられ、麻酔の担当医から「数を数えてください」と言われる。数えようとすると途端に息が苦しくなった。いや、息ができない!!

その瞬間意識を失くしてました。

手術後

「・・・」「・・・さん」「○○さーん、聞こえますか?」

「は、はひっ」

びっくりして飛び起きたような目覚めで、声が裏返ってました。

ああ、帰ってこれた・・・無事目が覚めた・・・。

家族に聞くと、終了予定時刻をかなりオーバーしていたらしく大変心配したらしい。もちろん僕にとっては一瞬でした。全身麻酔って怖いって改めて思いましたね。

術後、寝ようとすると無呼吸状態になる

辛かったのはその後でした。手や足に心電図を測る機械が取り付けられ、腕には点滴、尿道にはカテーテル。冷房の聞いてない部屋で全身にタオルを何重にもかけられ身動き一つとれない状態。

眠くなりふっと落ちかけると、なんと息が吸えない!数秒無呼吸になり、「ふはーーーーー」と大きく吸い込み目が覚める。眠たいのに苦しくてその瞬間目を覚ます。

ベッド横で見てくれていた妹はその様子にかなり不安になったようで、ナースコールを押してくれた。

「全身麻酔の影響ですね。そのうち治ると思いますよ。」

そのうちっていつだよ・・・。息できなくて死にそうなんですけど・・・と頭の中で考えるも、極度の眠気により声も出ない。

今いったい何時なんだろう。のどが渇いた。いつ水飲めるんだろう。まだ明るい。朝はまだか。退院はまだか。

なにもできないのって本当に苦しいです。このとき初めて知りました。なんでもない日常がどれだけ幸せであったかということを。

管を外してもらった入院三日目

夜中、比較的意識がはっきりとしてきたときは、既に家族の姿はありませんでした。

暑かったのでナースコールを押し、お腹や胸にかかっていたタオルを薄くしてもらうと体が楽になりました。あと肛門が痛かったので坐薬を入れてもらいました。いつのまにか再び就寝。

朝になり、カテーテル・手足の心電図が外れました。このときの気持ち、空も飛べるんじゃないかってくらいの解放感!点滴は付いてましたけどね。

トイレに行くとかなりの出血。でもこれはしょうがないらしい。ウォシュレットで流し、渡されていた坐薬を入れ病室に戻る。と彼女が来て待ってくれてました。その後友達も見舞いに来てくれ、暇で暇でしょうがない僕に付き合ってくれ、大変助かったのを憶えてます。

昼前には医師から「もう何を飲んでも良い」と言われたのでペットボトルのお茶を買って一気に飲んだ。何日ぶりの水分だろうか。旨かったなぁ。

入院四日目で点滴も終了

朝7時前、新しい点滴のフクロを付けられた。もううんざり・・・いつまで点滴するんだよ。と思っていたらその袋の中の液体が無くなったとき、やっと点滴針を抜いてもらえた。これでも晴れて自由の身だ。俺を拘束するものは何もない!

当時ヘビースモーカーだった僕はイの一番に喫煙所に向かいました。(今って病院に喫煙所なんて無いんですよね~。)

ちなみにこの年の秋、思うところあってタバコをやめました。いや病気になったときにさっさとやめろよって話ですよね。

タバコをやめたら200万円節約できた!禁煙のコツと離脱症状

この日から朝食もとれました。特に感動もなく、憶えているのは味が無くてまずかったことくらい。

入院五日目(退院)

朝、シャワーを浴びてサッパリ。午前中医師のお話を聞き、やっと退院です。

この日何時に起きたか、なにを食べたか、ほとんどなにも憶えてません。ただ一つだけ強烈に憶えてるのは、病院からの帰り道・太陽がまぶしかったこと。真っ青な空のこと。

彼女の運転で、約1週間ぶりのアパートに帰ってきました。

 

【まとめ】大腸カルチノイドが発覚したのは血便のお陰

数日後、全ての検査の結果をもらいに再び病院へ。

  • 転移はやはりみられないから安心していい
  • 一年に一回は内視鏡検査が必要
  • カルチノイドは内視鏡検査の時点で綺麗さっぱり取れていた

もう大丈夫!そうお墨付きをいただき、僕の心は晴れました。5年後も生きられる!

その翌年、彼女と籍を入れました。そして8年が経ち、今に至る。

今にして思えば、一番最初の血便。その原因となった巨大ポリープが無ければ、近くにあった大腸カルチノイドは見つからなかったわけです。身体が危険信号を発信し、僕に教えてくれてたんですね。

何にしても早期発見、早期治療が大事です。身体に少しでも異常を感じたら、放置するのはやめてなるべく早く病院に行きましょう。

以上、しろうめず@ShiroUmezでした。

【関連記事】

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Comment

  1. Androboooy より:

    壮絶な体験でしたね。
    自分が独身だったら手術を受ける勇気がないかも。
    今は守る物が多いので、勇気を振り絞るしかないのですが。
    現時点で再発していないということは、完治と言うことでいいんでしょうかね。

  2. shiroumez より:

    Androboooyさん、コメントありがとうございます。
    この病気は進行するのが比較的遅く、手術以降結構永い期間経過観察が必要らしいです。
    自分の場合は術後2度ほど内視鏡検査を受けて終わりましたが、そろそろもう一回検査しといたほうが安心なのかなーなんて思ってるところです。