何故か最近自分の周りで怪しい儲け話を頻繁に耳にします。
同僚にマルチ商法を勧められそうになったり、友達がはまる一歩手前のところまできてた話を聞いたりと。
暖かくなってきたせい?かどうかはわかりませんが。
人は何故、マルチ商法やねずみ講にいとも簡単に騙されてしまうのでしょうか。
いや、いとも簡単に怪しい儲け話に飛びついて、ドップリとはまってしまう人とはどのような人なんでしょうかと言った方が正しいかな?
マルチ商法にはまりやすい人の特徴とは?
マルチ商法とねずみ講の違いとは
そもそもマルチ商法とは何か。
マルチ商法とは正確には「連鎖販売取引」の事を言い、法律で定義されている販売形態の事。
従って、マルチ商法自体は違法なものではないのです。
ただし、その取り扱う商材の価格が、商材の価値よりも大きく違ったり(要はぼったくり的な)すると、無限連鎖講すなわちねずみ講と判断され、違法行為となってしまいます。
組織がある商材を会員に販売し、その会員がまた別の人間を勧誘し入会させ、その商材を売る。
そしてその新規会員はまた別の会員を勧誘し・・・という連鎖によって組織を拡大していく仕組みですね。
その過程で入会金が発生したりするわけです。
マルチ商法に引っかかりそうになった知人
最近僕の身近な人(女性)が、商売上信用していたお客さん(50代女性・仮にAさんとします)から、
「貴方は元が美しい人なのに、使っている化粧品のせいでその美しさが台無しになっている。
私の知り合いに美容・コスメのスペシャリストが居るから今度紹介してあげる。」
と言われ、話しだけ聞くつもりで二つ返事で約束をしたらしいのです。
化粧品のせいで羊水が臭くなる!?
後日そのAさんが、美容のスペシャリストであるこれまた50代くらいの女性(Bさん)、更に何故か自分の娘(推定20代)を連れてやってきたそう。
Bさんの美容に関する話をしばらく聞いていると、世間一般に出回っている化粧品はそのほとんどが石油を使っていて、そのせいで羊水までおかしな臭いになり、更にその子供まで・・・と、なんだかとんでもない話を始めたらしいのです。
で、自分の薦める化粧品は石油など一切使ってなく・・・と、この辺りでマルチ商法に気付き始めた知り合い。
拒否できなかった知人
しかしそのままあれよあれよと話を勧められ、いつのまにやらAさんの娘さんに化粧を施されていたらしい・・・。
この話を聞いて自分は即、「いや、そこ拒否れよw」と突っ込んだのですが、その知り合いはウジウジと煮え切らない事を呟きだすわけです。
要は拒否る事ができなかったらしいのです。それは何故か?
冒頭の同僚や、その他今までも何人か身の回りでそういう人を知っています。
このようにマルチ商法に引っかかりやすい人には様々な特徴がある事に気付きました。
マルチ商法にコロっと騙されやすい人の特徴は?
- 人が良く、他人の事を信じやすい(疑わない)
- 自分に自信が無く、意思表示が苦手
- その分野に関して無知であり、更にめんどくさがり調べようとしない
- 人に流されやすい
- 理論攻めに弱い
自分の知っている、マルチなどにハマったりハマりかけた人は決まってこのような特徴がありました。
(この全てに当てはまるのではなく、このうちのどれか一つだけなど。)
上から4つまでは容易に想像できると思います。
問題は一番下の【理論攻めに弱い人】。
その理論が正しかろうと間違っていようと、とにかく理論により説得され、本人が納得てしまったらもう大変。
熱烈な信者と化してしまいます。
(このタイプは経験上理屈っぽい人に多い気がする・・・。)
しっかりと納得してしまったものだから、それはもう目をキラキラさせながら勧誘してきます。
頭の中でしっかりと(その人なりに)理解して、自分は良いものを勧めている、と心底信じてますからね。
間違っても相手が迷惑しているなんて1ミリたりとも考えていません。
マルチ商法に引っかからないようにするにはどうしたらよいのか?
それは勿論、人を信用しすぎず、しっかりと自分に自信を持ち嫌な事は嫌とはっきりと言い、勧誘された商材などを自分でしっかりと調査し、理論で攻められても間違っている事に気付いたら即座に察知し反論したり・・・。
要は上記の「マルチ商法にコロっと騙されやすい人」の真逆の事を心掛ければ良いのですが、そんな簡単にできるわけありませんよね。
全ての人にそれができるのなら、今頃この世の中から、マルチもねずみ講もカルトも詐欺も無くなっていると思います。
因みに自分の場合、なんとなく自分の中に侵害されたく無いテリトリーみたいなものが存在し、それを踏み越えてこようとする相手やお話であると判断したら、自動的に耳が聞こえなくなりますw
当然無意識に生返事ばかりになり、相手もやる気を失くし、諦めてしまうという。
我ながら、自分には便利な機能が備わっているんだな、なんて思ったりします。
ということで以上です!しろうめず@ShiroUmezでした。
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