しろうめず@ShiroUmezです。
僕は昔から愚痴が言えません。
実は昨日職場で、自分にとって大変イヤな出来事が起こったんですが、このブログでネタにすることすらできません。何故なら愚痴にしかならないから。
いや、愚痴ればいいじゃん、ここはお前のブログだろって思うんですが、愚痴ろうとするとキーボードを打つ指が止まってしまうんです。
勿論ブログやネットの中だけでなく、現実世界でも言えません。たまに妻が聞いてくれようとするんですが、(たまには言うんですけど)大抵言うのを控えてしまいます。何故なんだろう?
ということで今日は愚痴というものについて考えてみます。僕は何故愚痴れないのか?人は何故愚痴を言うのか?愚痴を言うことで、どのようなメリットやデメリットが生じるのか?
愚痴とは
Google先生に「愚痴とはいったい何なのでしょうか?」と聞くとこう返ってきました。言っても仕方がないことなのに言う、そして更に嘆く事であるそうです。
ますますわかりません。愚痴を言うメリットが。だってこれマイナス+マイナスじゃないですか。「言っても仕方がないのに言う」+「嘆く」って・・・。
何故愚痴を言えないのか
では何故僕は愚痴を言うことが出来ないのか?それは簡単。愚痴を言うメリットを感じないから。
「愚痴を言うこと」について僕がどう思ってるのかと言うと、
- 誰かに愚痴を言うことにより、そのイヤな出来事を思い出す(思い出すのがイヤだから)
- 愚痴に対するアドバイスが返ってくると余計に腹が立つ
- そもそも愚痴を言えるような友達が(ry
愚痴を言うことでイヤな出来事を思い出したくない
イヤな出来事って忘れたいじゃない。愚痴って過去のイヤな出来事を人に話すわけだから、せっかく時間が経って感情が落ち着いたのにその出来事を人に話すことで、また思い出すじゃないの・・・。
もしかして人は、イヤな出来事を忘れるために愚痴を言うのか?言う事で、忘れることができる?
いやいや、忘れたいイヤな出来事を、愚痴った相手にぶり返される可能性だってあるのに。「この間話してたアレ、どうなった?」って。「あれな!思い出すだけで腹立つわ~・・・」ってなってしまいそうなんだけど・・・。
愚痴に対するアドバイスが返ってくると腹が立つ
愚痴を言うことで、相手から的確なアドバイスが返ってきます。「それはお前が悪いよ。そんな時はね、」ってよけ腹立つわ!
いや、今まで40年近く生きてきて、結構あった気がしますこのパターン。まず父親がそうだったな。アドバイスなんか求めてないのに絶対にアドバイスで返ってくる。そんなんいらんっちゅーに・・・。
ネットで愚痴が言えない理由もどうやらコレです。不特定多数に対して愚痴れば、どこからか必ずといっていいほど適格な(時には明後日な)アドバイスが返ってくる確率が高い。
そうか、愚痴ってのは「ただ聞いてほしいだけ」なんだね。娘たちが将来僕に愚痴を言ってくるようになったら、黙って聞いてあげよう。アドバイスしたくなってもグッと堪えよう。
気軽に愚痴を言えるような友達がいない
昔から、気軽に愚痴を言えるような友達がいません。いや、友達がいません(涙)。
これは要は、自分の内面を晒せるような友達がいないということなのかな。弱みを見せたくないのかな。
弱みを見せないから友達がいないのかもな・・・という事については薄々感づいております。以前弱みにつけ込まれて散々イヤな想いをしたことがあったから。弱いところを見せたくないのです。
という事は「愚痴を言う相手の良い悪い」があるってことかね。どんな相手なら良くて、どんな相手なら悪いの?
なるほど、愚痴を言うメリットを感じるためには様々な条件があるようです。その条件とはいったいなんなのでしょうか?
愚痴るメリット・デメリット
愚痴ることによりメリットを得るための条件とは
愚痴ってメリットを得るためには、どうやら何点か条件があるようです。上記した内容を考察してみると、どうやらその条件とは主に「愚痴る相手」についてのこと。愚痴る相手は選ばないといけないってわけですよ。
ではどんな相手になら愚痴っても良いんでしょうか?
愚痴った内容を後でぶり返さない人
愚痴って要は「人に話してイヤな気持ちを消化したい」から愚痴るんですよね?にもかかわらず後日その件をまた引っ張り出してくる奴。「あの時はムカついたでしょ?」ってアホか!
お前なんぞに愚痴るんじゃなかったよと。
ちょっと話は違うんですが、宴会の翌日、シラフだった奴に「お前昨夜こんなこと言ってたよ?w」とか言ってくるアホに似てます。・・・うーん、それとはやっぱ違うか?
愚痴に対するアドバイスをしない人
これはよく男性に多いと言いますね。どうしてもアドバイスで〆たがる奴。「人に話してイヤな気持ちを消化したい」だけなのに、それについてドヤ顔でアドバイス。「次からはこうしたらいいんじゃない?」って余計なお世話だよ!
そんな事こっちは求めてないんだよ・・・。お前なんぞに愚痴るんじゃなかったよと。
人の弱みにつけ込む人
以前実際にいました。良いヤツかと思って心のウチを晒したら、後日それをネタに何度もからかわれたり言いふらされたり。
・・・ここまで書いてきて思ったことが一つ。僕がなかなか愚痴れないのは、過去、人を見る目が無さ過ぎたせいなのかもしれない・・・。
ほんで、メリットは?
というわけで、愚痴を言ってメリットを得るためには「相手を選ぶ」という条件が付いてくることがわかりました。ではそのメリットとは?
うん、何度も書いてますね。人に話すことでイヤな出来事を消化できること。
これが一番のメリットと言えそうです。
他にメリットは無いでしょうか?
胸の内をさらけ出すことで理解が深まり、相手と一層仲良くなれるという事もあるかもしれませんね。
デメリットは?
デメリットはまぁ改めて書く必要も無いですね。僕のように「メリットを感じない」のがデメリット。即ち「愚痴ることで余計にイヤな想いをする可能性がある」ということ。
あともう一つ、忘れてはならない大事なデメリットがあります。それは、
- 愚痴を多用しすぎると嫌われる
ということ。
愚痴って大抵他人の悪口ですよね。いつもいつも他人の悪口言ってるような奴は、当然ただのイヤな奴です。実際同僚に居ます、いつも誰かしらの悪口を言ってくる奴。
「ちょっと聞いてよ。昨日参ったわ。あのバカがさぁ・・・」って、お前それ毎日のように愚痴ってるけど別の人間には俺の悪口言ってんじゃないの?って思われて当然ですよね。
愚痴は多用するとただの悪口です。人の悪口ばかり言う奴は嫌いです。
【まとめ】愚痴は周りの優しさで成立している
なんだかグダグダと書きてみましたが、愚痴について自分なりにまとめてみました。
愚痴を言える相手がいるってのは幸せです。普通いませんよ?愚痴を黙って「うんうん」「わかるわかる」って聞いてくれる相手なんて。
しょっちゅう愚痴ってる人は、周りの優しさに感謝すべきですよ。僕も、たまに話すと優しく聞いてくれる妻に、改めて感謝です。
では以上です、しろうめず@ShiroUmezでした。
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