手作り梅干しの副産物「白梅酢」を利用して熱中症を予防しましょう

自家製梅干し

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手作り梅干しの良いところは、作っている過程で梅干しとは別に副産物が手に入ること。

その中の一つに「梅酢」があります。

梅酢とは、梅を塩漬けして2日目くらいから上がってくる、梅の果実の水分のこと。塩漬けされた梅は、この梅酢で守られることによりカビが発生しにくくなるんですけど、この梅酢、なんと調味料として料理にもつかえてしまうんですよ!

今日はその梅酢の入手方法と、料理への利用法について書いてみたいと思います。

 

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梅酢の入手方法

梅酢には白梅酢と赤梅酢がある

まず梅酢には、白梅酢と赤梅酢の2種類があります。

白梅酢とは上で書いた通り、梅を塩漬け後2日目くらいから上がってくる梅の塩水のこと。

赤梅酢も同じく梅から出る塩水なんだけど、コチラは赤ジソを使って赤い梅干しを作るときに手に入るんです。梅干しを作り始めて5年目の僕ですが、実はまだ赤い梅干しを作ったことがありません。今年も赤ジソを使う予定は無いのでまたいつか挑戦したいと思ってます。

白梅酢のとり方

さて、白梅酢の採り方に戻ります。

梅酢はどんどん量が増えていき、塩漬けから10日目くらいにピークを迎えます。カビ対策のためには梅が浸かるくらいの量で充分なので、この時余分な梅酢をくみ上げてしまうわけです。

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写真のように重石をたてにして隅に寄せてとるといいですよ。

普段はこのままビン詰めしてしまうのですが、今回は途中でカビが発生したし、そのときに消毒用の焼酎も少し入れたので、軽く沸騰させました。

沸騰させることによって殺菌にもなるし、アルコールも飛ばします。あまり沸騰させすぎると水分まで蒸発してしまうので、沸騰させる場合は短時間に抑えたほうがいいですね。

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自然に冷めるまで待ち、瓶に保存します。瓶はもちろん煮沸消毒をしたものを!

 

梅酢を使って料理する

梅酢はそのまんま「梅味の塩水」です。なので、塩分が欲しい料理にはなんにでも使える万能調味料。おまけに殺菌能力も兼ね備えているので、食べ物が傷みやすい梅雨~夏にかけて大活躍してくれますよ。

では梅酢を使った料理を何点かご紹介します。

梅酢おにぎり

「料理」なんて言いましたがそんな大袈裟なものではありません。梅酢を混ぜただけのただのおにぎり(笑)。だけどこれがまた旨い!おにぎりに必要な塩分と、ほのかな梅の香りがたまりません。

↑でも述べたように夏場は食べ物が傷みやすいので、お父さんのお弁当などにいいですよ!

ご飯が炊けてから梅酢を混ぜてもいいですが、我が家では炊く前に梅酢を入れて一緒に炊きます。結構辛いので、米3合に対し梅酢小さじ2杯くらいでよろしいかと。

梅酢ジュース

こちらも「料理」なんて大袈裟に紹介するのが申し訳ないくらい簡単なんですけどね。

コップに梅酢を少量(お好み)入れ、氷と水を注ぎます。要は、梅酢の水割りです。これまた単純ですが、夏場は特においしい。なによりも熱中症対策にもなりますよ!

あと、子供が吐き下しのある風邪をひいたときなどに、脱水症状対策に飲ませたりもします。これならスポーツ飲料のように、水だけでなく塩分も吸収できるので。

その他色々調味料として

梅味の塩水なので、その他調味料としてなんにでも使えます。

唐揚げの下味をつけたり、マリネの味付けに使ったり。サラダのドレッシングとしても使えますよ。色々試してみてください。

 

【まとめ】梅酢を上手に使って熱中症対策に

梅干しを手作りすると、このような副産物が手に入ります。

副産物としては梅酢の他に、赤ジソ。当然赤い梅干しを作るときしか手に入りませんが、こちらは自家製「ゆかり」が作れたり、柴漬け・甘酢漬けなどに利用できたりと、かなり重宝されてるようです。

これからの季節、梅酢を上手に利用することによって熱中症対策になります。減塩減塩となにかと嫌われる塩分ですが、上手に利用したいですね!

では以上です!しろうめず@ShiroUmezでした。

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