第二種電気工事士実技試験を一発合格したおっさんが教える練習方法

仕事

こんにちは、しろうめず@ShiroUmezです。

諸事情により、この年になって(四十路過ぎデス)急遽、第二種電気工事士という資格をとることになりまして。

2017年上期の当該試験において、無事一発合格することができました。

今日はその時の僕の勉強方法というか、知識も技術もゼロのおっさんが、いかにしてこの第二種電気工事士の実技試験を突破したのかってなことを、当時を思い出しながら書いてみたいと思います。

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いきなり結論ですが実技対策は練習あるのみ!

はい。もうこれに尽きます。

コツもなにもありません。とにかく毎日練習するのみ!

これに関しておもしろい話があるんです。

現在電気通信工事を施工する会社に勤めてる僕ですが、同僚や同業者が皆、口を揃えて同じことを言うんですよ。それは、

「第二種電気工事士資格は、電気屋ほど受からない。学生や素人ほど取りやすい」と。

これはいったいどういうことか?

要は、現場で培った技術や工法と、当試験に合格する技術は似て非なるもの、なんですよね。

それまで無資格で電気工事を行ってきた職人さんよりも、全くのゼロから第二種電気工事士試験に向けて学習・練習を始めた学生や素人のほうが合格しやすかったりするんです。

我が社でも、今まで電気工事なんかしたことがなく、この試験を初めて受けた僕ともう一人はあっさりと合格し、何年も電気工事を専門でやってきた先輩二人はこの年も残念ながら落ちてしまいました。

二人ともいつも実技試験で失敗。もう3回以上落ちているそうです。

よくよく聞くとこの二人、毎年ろくに練習をしないそう。ほとんど毎日配線、接続、照明取付けのような作業をしているので、練習しても同じだと思ってるらしい。

一方、中途入社した僕ともう一人は、今までVAすら触ったことがない正真正銘の素人。電気工事がどんなものかもわからない状態なので、とにかくたくさん試験のための練習を繰り返し行ったんです。

  • 実際の電気工事で使う技術と、資格を取るために必要な技術は、全く別のものであるということを理解しておくべき!

まずはこのことをしっかりと頭に叩き込みましょう。

複線図は書く派?書かない派?いや書いとけ

ネット掲示板界隈では毎年実技試験当日、複線図を書く派・書かない派で意見が割れることがしばしばあります。

書かない派の言い分としては「頭の中で理解してるから書く意味が無い」「時間の無駄」等あるようですが、いやいや、書いとけ!複線図くらい!

こんなもん慣れれば3分かかりません。

その3分がもったいない?

大丈夫。毎日練習してれば施工を含めて、めんどくさい(と思われてる)候補問題でも30分以内に終わるようになるから。

複線図3分+施工30分でも7分も見直す時間があるでしょ?

そしてこの複線図、その見直しのときに大いに役に立つのです。

  • 接続間違いの確認
  • リングスリーブの大きさの確認
  • ケーブルの長さに誤りが無いかの確認
  • 使用するケーブルの芯線数・太さの確認等々・・・

作り終わってから作品と複線図を照らし合わせてしっかりと確認することができるんです。

何度も言いますが、練習すれば複線図なんて3分以内に書けるようになります。

実際僕は最終的に、個人的に一番時間のかかっていた候補問題である12番でさえ、27分弱で複線図から見直しまで終えることができるようになっていました。

(ちなみに最速は候補問題10番で、19分ちょい)

  • 複線図も毎日書いて練習すれば3分で書ける!

僕が毎朝30分行った実技練習

筆記試験を終え、会場まで迎えに来てくれた妻の運転する横でスマホ検索し、巨大掲示板5chやTwitterで早速回答をあげてくれてる書き込みと照らし合わせました。

そして答え合わせの結果、84点という高得点をゲットして合格を確信。

翌々日からすぐに実技練習を開始しました。

僕が毎日どんな方法で実技試験に向けての練習を行ったのかをあげてみます。

毎朝40分早起きして一日一問作る

ご存知の通り、実技試験は40分以内にすべてを完了させなければいけません。

はい、逆にいうと、40分あればひと作品完成できるわけですよ。

毎日何時間も何時間も練習のために時間を費やす必要はありません。朝、いつもより40分ほど早起きすればいいだけです。

仕事現場が遠方で、いつもより早く出社しなければいけないときはまぁぶっちゃけキツかったけどね^^;

複線図も含めてストップウォッチで計測

実技試験って、正直言ってタイムアタックなんですよね。とにかく制限時間以内に終わらせないと、有無を言わさず不合格。。。

なので練習の段階からこの時間制限にしっかりと慣れておくべきだと思うんです。

実際の試験のときと同じように、複線図を書き始める瞬間からストップウォッチでタイムを計測しました。

やってみるとわかるんですが、これめっちゃ燃えます。

作業が完了してストップウォッチを止め、昨日より早かったときの脳汁ドバァはほんともう快感・・・

失敗や注意点はノートに記入

複線図を書くために、僕はA4の大学ノートを使ってたんですが、間違いや失敗した箇所があった場合、必ずそのページに赤ペンでその事項を書き込むようにしてました。

そのミスを放ったらかして、実際の実技試験で練習と同じミスなんてした日にゃあ後悔してもしきれませんからね・・・。

同じミスを絶対にしないよう、失敗した箇所や注意点は絶対にノートに書くようにしましょう!

完成品を写真撮影してInstagramに投稿

これはまぁInstagramというものに興味を持ち始めたという個人的なタイミングもあったんですがw

当時毎朝候補問題を完成させたあと、その完成品をInstagramに投稿してました。

モチベーションアップに繋がればなぁとなんとなくやってみたんですが、これが実は僕にとって思いもよらない効果を発揮したんですよ!

ハッシュタグ(#電気工事士 #実技試験 みたいなヤツね)で検索して、僕の投稿を見つけていただいた方から励ましのメッセージを戴けたりしたんです。

こっれはもうテンション上がりましたね。

全国で数名、同じく二種電気工事士試験に挑戦する同士と繋がることができ、お互いに励まし合ったり合格を喜びあったりすることができました。

興味があったらこんな感じでSNSを活用してみるのもアリっすよ!

まとめ

てことでまとめます。

  • 実際の電気工事で使う技術と、資格を取るために必要な技術は、全く別のものであるということを理解しておくべき!
  • 複線図も毎日書いて練習すれば3分で書ける!
  • 毎朝40分早起きして候補問題ひとつ作る
  • ストップウォッチで練習時間を計測
  • 失敗や注意点はノートに記入
  • 完成品をInstagramに投稿

まぁ最後のはもちろん必須ではないです。趣味の領域。けど個人的にオススメ。

以上のことに注意すれば、第二種電気工事士実技試験はそうそう難しいものでは無くなりますよ!

ちなみにこの資格、練習のために使う工具や電線などの材料代など、結構かかります。僕も正直いくら使ったことか、、、あまり考えたくありません。

が、資格なんてそんなもんです。

逆に、独学でここまで実社会に通用する資格が取れるんだから、安いもんかも。

難易度の高いと言われる国家資格のように、高い授業料支払う必要ないからね、毎日練習頑張れば。

そのかわり、工具は100均なんかで済まさず、ちゃんとしたものを用意しましょう。試験当日に壊れたりして使えなくなったら目も当てれませんのでw

RSコンポーネンツなどの専門サイトで圧着工具やストリッパーを検索できるので、いろいろ探してみてください。とにかく工具は良いものを!

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僕の経験が、何回受けても不合格してしまう方や、練習の仕方がわからない方のお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。

みんな頑張れー!!

以上、しろうめず@ShiroUmezでした。

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